現地生態系・社会調査と地理情報システムによる空間解析を両方扱うことができ、地域診断・環境評価を実行できる人材を、学生・社会人教育により育成する。紀北の里地里山生態系を対象地とし、現地NPOと緊密に連携して実習・研究を遂行する。

主な対象地である海南市のわんぱく公園および孟子不動谷において、3年間にわたり継続して現地生態調査・管理実習を行った。25年度は、特にニホンイシガメの行動に着目し、現地追跡調査を実施した。夏期には、正規の単位認定インターンシップとして、3年生が10日間程度、実際にNPO活動に参加し、里山公園整備や生物モニタリング調査を行った。

前年度までの蓄積を基に、25年度は正規単位認定科目として地理情報システム特論を実施した。参加者の作業により、空間情報データベースの拡充がはかられた。

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