景観生態学について
景観生態学は、地域を一つの生態系とみなし、人間も生態系の一員としてとらえ、そこでの自然的・社会的要素の相互関係の理解を通じて、望ましい地域環境のあり方を検討する新しい分野です。地理学、生態学、緑地学の3分野にまたがって発展してきました。
当研究室では、景観生態学が発祥した原生自然景観ではなく、人為により現場の最適解として成立してきたアジア各地の二次的自然環境を主な研究対象としています。
現場での自然・社会生態系調査と、室内での地理情報システム解析を両立させ、持続可能な地域のランドスケープについて考究しています。